食べ物を粗末にするべからず

食べ物というものは粗末にするものではない
食堂でサラダを手に取ったそこのお嬢さん
取ったからにはそれは食べなければならない
体調が悪くて残してしまうのは仕方がない
わたしもそういう日が年に1,2回ある
しかし、取ったサラダにまったく手を付けずに捨てるとは何事か
サラダはファッションではない
「野菜を食べています」というふりをするためのものではない
なんとけしからんことか
サラダに限らず食べ物は粗末にしてはならない
茶碗の白米も米粒一つ残してはならない
私なんかはゴマの一つも残さない
親に「みっともないからやめなさい」と叱られたことがあるが
何がみっともないか!
食べ物を粗末にするほうがみっともないではないか!
いつか名古屋の「とみやま」という蕎麦屋に行った時のこと
何蕎麦を頼んだか忘れたが店員から「大丈夫ですか?」と言われた
何のことかわからず「大丈夫ですよ?」と答えた
しばらくすると狂ったような山盛りの蕎麦が出てきた
私はそれも平らげた
胃が破裂するかと思った
その日は名古屋で食べ歩きをしようと思っていたのに1件目がそれだったから
計画が台無しになってしまった
会計時に店主から「どうでした?」と聞かれたものだから
景品表示法違反 事実誤認(蕎麦が多すぎる) 及び 殺人未遂罪(凶器蕎麦)だ!」
と抗議してやった
店主は悪びれる様子もなく笑いながら
「また来てください」なんて言いやがる
味は悪くなかったからまた行こうと思うがとんでもない蕎麦屋である
途中話が脱線してしまったがいずれにせよ食べ物はきちんと平らげるべきであると私は常々思うのである